脇本陣まで現存している宿場町があるとは知らなかった。囲炉裏の煙で発生する光芒が有名な場所らしい。
一見するとただ古いだけの机だけど、明治天皇が御幸時に使用されたとか。幕末の藩は財政難になることが多かったようで、本陣への謝礼は少なくなり、出費がかさむ一方になった本陣は衰退していたようだ。御幸に対応するための改築費用を賄えない本陣を助けるため、脇本陣であったこちらに招いたらしい。
気のいい管理人は、明治天皇は質素な物が好みだったので宮内庁から飾りを配した机の製作が依頼されたとか、天皇が怪我をしないように釘を使用しなかったとか色々と教えてくれた。そんな貴重な机がなんの保護もなく置かれているのは逆に怖い。
実際には使用されなかったようだけど、明治天皇が使用する予定で作られたお風呂だとか。天井の作りが凝りすぎ。こんな場所に火災報知器を設置した作業員はどんな気持ちだったんだろうか。