松本城 Motsumoto Castle

現存十二天守で一番黒い城を見に行ってきた。冬だったので遠くの山が雪をかぶっておりなんとも言えない景色になっていた。

国宝ということもあって、天守前の広場もよく手入れされていた。

下層部は大量の柱が並んでいて、異様な雰囲気だった。飾り気は一切なく物置のように使われたんじゃないだろうか。床が黒いので焼杉なのかと思ったけど、柱の色合いが異なっていた。漆塗りで黒くなっているらしい。

最上部には小さなしめ縄が見えた。守り神のようなものかもしれない。垂木の先端が揃っていないのは城が歪んでいるからだろうか。

窓部分の格子の間隔が広すぎて、そのまま外に出られそうなくらいだった。

 コンクリート製のなんちゃって城郭と比べて雰囲気が違いすぎる。証明が取り付けられた現在でも薄暗く、戦争のための建築であることが感じられた。