宇和海展望タワー Uwakai Observation Tower

「うわうみ」だと思っていたけど「うわかい」だった。なんだか読みにくい。調べてみると耐震性の問題で現在は営業していないらしい。動くうちに行けてよかった。

紫電改展示館のすぐ近くにあったので、立ち寄ってみることにした。このあたりの山には動物園もあるそうなので、こんな辺鄙な地域になければ、そこそこの行楽地になっていたんじゃないだろうか。

想像していた展望タワーとは違うデザインで衝撃的だった。コンビナートにある煙突みたいに見える。この鉄棒をドーナツ型の展望室が回転しながら登っていく仕組みだった。

展望室が上昇するまで鉄骨に囲まれているのは無骨すぎないだろうか。 でも採算が合わないだろうにちゃんと整備されているのには感心した。

タワーから南側を見ると複雑なリアス式海岸が一望できた。こんな絶景が見られるのに客足がほとんどないなんて。

なんでリアス式海岸って言うんだろうと思って調べてみた。
海に面した樹枝状の地形を指す言葉で、氷河によって形成されたものは例外的にフィヨルドと呼ばれる。ポルトガルやガリシア地方で川を表すríaが語源であり、rias とはこの地方の入り組んだ海岸地形全体を指す。


Wikiによると2008年頃までは教科書にリアス式海岸と表記されていたのが、現在ではリアス海岸で統一されているそうだ。いつの間にかリアス"式"海岸ではなくなっていた。冥王星が太陽系の惑星から除外されたとき以来の衝撃だ。