竜串 Tatsukushi

日の出を撮るつもりだったけど、方角的に無理だった。
何度も同じことを繰り返しているけど、
一向に学ぶ気配がない。


この時間でも地域によっては船が動いていて騒々しいことがある。
けど、竜串では誰もいなかったので時間が止まっているように感じた。
波がほとんどなかったので、いっそう静けさが目立っていた。

何年かぶりに再訪すると土地の変化だけでなく、
自分の変化にも気づくことが多い。

数年前なら長期旅行へ出かける前にある程度ルートを決めていたけど、
今は全く考えずに車を出している。
無意識に考えることをやめて楽をしようとしているのかもしれない。


三重県の鬼ヶ城に似た浸食痕がグロテスク。
自然が形作ったものは綺麗気なイメージがあるけど、
こういうのは苦手だ。

この時間帯だと歩いているだけで楽しい。

竜串のすぐ側には竜宮城がある。
かつては珊瑚の博物館だったらしい。
前回来た時と変化はなさそう。

この規模の廃墟にしては荒らされていなさそうなのは、
竜串が四国の端に位置しているからだろうか。