上芳我邸 Kamihaga Hous

内子の町並にあった上芳我家資料館に入りました。


表からの姿はかなり立派なもので、
中はさらに魅力的だった。

床の間は漆でも塗られているのか、掛け軸が反射していた。
欄間と格子の細工も目を見張る素晴らしい書院造りだった。

廊下は増築されたもののようだった。
手すりは単純に見えるけど、
よく見ると横棒を互い違いにした手の込みようだった。


なぜトイレが2つ並ぶのか。
奥に入っている間に手前を使われたら出られないじゃないか。
それぞれ使える身分が違ったりするんだろうか。

どの木材も丁寧に加工されていた。
野地板の継ぎ目まで整っているとは思わなかった。

生業としていた蝋の資料館も併設されていた。

天日に晒すことで白くなるらしい。

櫨の実を絞るための圧搾機はかなり大きなものだった。
左右から楔を打ち込むことで、
中央に置かれた石を押し下げる構造になっていた。