江戸っ子はやるものである。

タイトルの「やる」は「良い」ではなく「行う」という意味だった。
なんてややこしいタイトルか。江戸しぐさについて書かれたものかと誤解していた。

著者の父親の姿や、著者自身の子供時代の生活を書き綴っただけの内容でした。
父親は多趣味でカメラや釣り、そば、など家族に迷惑をかけて好き勝手に生きていたのに、死ぬ間際に「俺の人生、おもしろいことなんて一つもなかった」などと言ったそうで。見習いたい姿も書かれていたものの、頑固な見習いたくない面も。

本の内容をわかった上で買っていれば感想も変わっていたのだろうけど、
騙されて買ったものの、もったいないから読んでみるか、
というつもりで読んだせいだろうか。あまりいい気分にはなれない。